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よくある質問

こちらのページでは、ご相談の際に相続に関してよくお問い合わせいただくご質問にお答えしております。

Q: 遺書と遺言に違いがあると聞いたのですが……

将来のことを考えて、遺書を書かないといけないのかなと悩んでいます。遺書なんて縁起でもないという気がします。一方で遺産を誰に渡すか書いておきたい。そんな時に遺書と遺言に違いがあると聞いたのですが、何のことですか?

A: 「遺書」と「遺言」はまったく別のものです

よく「遺書」を書くと言います。混同されている場合が多いのですが、「遺書」と「遺言」はまったく別のものです。

遺書を書くというと抵抗がある人が多いと思います。死ぬことを前提に、家族への思いなどを書く手紙だからです。もちろん例文もなく、自由に何でも書くことができます

一方、遺言は死んだ後、誰に何の財産をのこすかなどについて法律上の効力を持たせるために書くものです。このため、不動産は長男にのこす、といった具体的な遺産の分割方法などを記載します。

法律上の効力を持たせるためのものですので、決まった形式に必ず従ったものでなければなりません。一般的な遺言として、1) 自筆証書遺言、2) 公正証書遺言、3) 秘密証書遺言――の3種類の書き方があります。

遺書を書かなければと思うと、なかなか取り組めないものですよね。ただ、不動産は長男に、株式は次男に、などと事務的に書くことができる遺言なら、少し書きやすいのではないでしょうか。

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